アマンダおばさんの
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3月26日(水)

<ワンコたち>

 ここ仙台はまだ寒い日があり、ガーデニングも「さあ〜やるかー」と言うほどには暖かくない。だがよくよく目を凝らしてみると昨年末そそくさと埋め込んだチューリップやユリの球根が遠慮がちに芽を出している!  冬の間さぼって冬眠?していたワンコたちとの朝の散歩もそろそろ始めなければと思いつつお尻に火がつかず春眠を貪っているわたくしめである。
 犬舎にいるわんこたちに遠慮があり長年生活空間の中にワンコはいなかった。が、長女の飼い犬のチワワ(キャビア)が娘の結婚を機に出戻り犬として我が家に帰ってきたのをきっかけにワンコとの共生生活が始まった。犬舎にいるだけでは本当のワンコとの共同生活の楽しさがわからないだけではなく、子犬を譲渡させていただくお客様へより身近なアドバイスをさせていただきたいと言う気持ちが動き現在は2頭目のレッド(ハイジ)、そして3頭目のシルバー(ジュリア)と一緒に生活を共にしている。この三頭、三犬三様に性格が違い見ていて面白い。6歳のキャビアは頑固で決まった人以外受け付けず犬というより猫的性格だ。事が起こっても敏感に反応することはなく何か斜に構えていて側に居ても気にならない。長所はトイレがパーフェクトなこと、1年の内ではずすのは1,2回のみ。あとはシャンプーのときに暴れずじっとしていることくらいかな。今のところは三頭の中でボスの地位に君臨。
 2歳のハイジは人懐っこく明るい子だ。食べることが大好きで1歳時1.3kgから半年で1.7kgまで増えた。その流れで?先月初めて赤ちゃんを出産した。健気におっぱいをあげたり下のお世話をしていたがいつの間にかおっぱいがあがってしまい今では他のお母さんが面倒を見ている。こういう時は乳母犬がいつでもうろうろいる環境が有難い。宅配のおじさんとは相性がよくないのか吠えまくる。気に入らないのは「イケメン」がいないから? 犬にも好みがあるのだろう。
 ジュリア(シルバー)は今年になって仲間入りしたワンコだ。性格は素直で誰にでも懐き物事に拘らない大らかな性格だ。ケージに入っていても騒がない、が出してやれば喜んで遊ぶ。先日来ハイジを制覇したジュリアは密かにキャビアのボスの座を狙っているようだ。
 ハイジとキャビアは特に仲が良いというほどでもなく、かといっていがみ合うほどの険悪な仲でもなく平行線をたどっていたが、ジュリアが仲間に入ってからはハイジに無二の親友ができた。夫々のケージがあるというのに昼間は二頭一緒にケージに入って昼寝をする。ひと寝入りすると各々の場所にトイレをし、早速噛み合いの遊びを始める。1頭だけだと時に遊んであげないといけないが2頭、3頭いると勝手に戯れてくれるのでとても楽だ。そして見ていて面白い。ひと暴れしたあとふと見るとハイジとジュリアが寄り添ってソファーに寝ている。何と可愛いこと、思わず微笑んでしまう。ハイジがトリミングに行くとジュリアはさびしそうだ。仕方ないから代理でキャビアを誘ってじゃれている。キャビアは積極的に仲間に入るわけではないが他の2頭にシカトされているわけではない。一緒に遊ばないからと言っていじめられているわけでもない。全くあるがままなのだ。この自然さが何とも言いようがなくgoodだ!
 3頭とも主人が大好きで、主人がちょっとごろ寝をすると、テーマパークの遊具と勘違いして戯れたり、片腕を立てたその三角地帯に1頭が、足を曲げた3角のスペースにまた1頭が、そして肩の不安定な場所にこれまた1頭が這いつくばって寝ている。夜、布団を敷くと、昔子供達が布団の上ではしゃいだのと同じように1日で最後の儀式よろしく3頭が夫々にはしゃぎだす。かくして我が家は主人と二人の寝床に3ワンがあしもとに、枕に、お腹の上にと・・・お好みの場所に思い思いの格好で寝るのである。ワンコの躾本に人間と一緒に寝る癖をつけてはいけません、などと書いてあるが気にしない。我が家は我が家流でよいのだ・・と言い聞かせつつ・・・。
 テレビのスイッチを押せば連日のように国同士の反目、政治家の党のいがみ合い、一般人を狙っての無作為の殺傷事件などなど話題に事欠かず次々と報道されている。が、辺りを見渡すと、目の前のワンコ達が仲良くじゃれあってふと見ると肩寄せ合って寝ている姿が飛び込んでくる。何と平和なことか! ほっと安堵する。そしてワンコたちの姿より和する姿が何と美しいかを改めて思わされる。 ワンコたちの係わり合いは人間社会が忘れ去ろうとしている平和で純粋な世界を再現してくれる・・・。




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