アマンダおばさんの
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8月25日(日)

<最近の出来事;嬉しかったこと、悲しかったこと>

 猛暑が今年も日本列島を襲撃した夏だった。ここ仙台は梅雨が長く30度を超す日は他に比べて少なかったが、それでも日頃あまり使用しない部屋にもクーラーを入れないと通れない程暑い日が何日か続いた。犬舎では温度と湿度管理を徹底したため、今のところ熱中症になったワンコがいないのはお蔭様だ。
 梅雨の間はさぼっていられた庭の水やりも、明けるころにはルーティーンに組み込まれ、しんどいながらも草木も同じに生きているんだ、と思うと重い腰に鞭打って庭に出た。だがふと見ると、「ディスタント ドラムス」がすっかり葉を落としているのに気が付いた。春にオレンジとピンクの混じったアンティーク色の何とも言えない優雅さを漂わせて咲いてくれたお気に入りの薔薇だったのに・・。がっかりしながらも何とかならないかな~と、ダメもとで他より多めにせっせと水やりをした。1日目;沈黙状態(死んでいるのかな?それとも怒っているのかな?)2日目;同じです。うんともすんとも言いません。3日目;木に顔を近づけて目を凝らしてみると、棘とも違う木の肌に微かなピンク。これってひょっとして新しい芽?でも確信するにはまだ早い。4日目;昨日の芽は?あった、あった。すごい!芽がちょぼっと膨らんでいる。頑張れ、頑張れ、ひよっこ芽。日目;よく見ると他の箇所からも同じピンクの芽が膨らんでいる。6日目。もう芽から葉っぱが出かかっているぞ。7日目;1cm程の長さで茶色の葉っぱが伸びてきた。助かった!良かった・・。まるで倒れた人を心臓マッサージで助けた如く嬉しい気持ちでいっぱいになった。
 この時、薔薇の木は、「物事決してあきらめてはいけないよ。最後まで希望を持って進んで行けばきっと望みは叶うもの。」と教えてくれたのだと思った。
 フランス旅行記でしばらくワンコの話題が途絶えてしまったが、その間にもいろいろあった。
 7月栃木県からヨークシャテリアをご見学にお出でいただいたA様 ご覧下さりそのままお連れになったが、早速「帰りの新幹線の中でもとてもいい子にしていてくれました。家に着いてからトイレに誘導したら早速おしっこしてくれました。ご飯も缶詰めを少しまぶしてみたら、完食とはいかなかったけれど、結構食べてくれたので、ホッとしています。本当に可愛くて、思いきって仙台まで行って良かったと思っています。また落ち着いたら近況報告しますね。お世話になりました。」とご報告いただいた。遠路ご来舎いただいて「行った甲斐があった」と言われるほど嬉しいことは無い。


旅立ちの日のシルバー 


 遠路と言えば、同じ月の末には九州から飛行機に乗って当方にプードルのティーカッププードルを見にお出で下さったB様がいる。これまでも愛知、伊丹、札幌から飛行機でワンコをご覧になりに来られた方々はおられたがその中でも一番遠い所からのご見学。シルバーの女の子をご覧になるや否や「ネットの画像で拝見したよりずっと小さくて可愛いですねー」と感想を述べられた。聞くと、既に2頭先住犬ちゃんがいて、ティーカップという触れ込みで、それぞれかなりの高額で東京の某ショップから購入したとのこと。成犬になった今は3.5kgにもなったそうだ。大きくとも愛犬には変わりないので可愛いそうだが、やはり今度は本物のティーカップを迎えたいと当方をお尋ねくださったのである。生後10か月で1.58kg、ほぼ変化なしのれっきとしたティーカップサイズのシルバー。お顔もさることながら性格が本当にいい! ねアカで素直、人懐っこさ抜群、落ち着いていて賢い、文句なしの良いキャラクターだ。B様も器の大きい穏やかなお人柄。シルバーにはぴったりのオーナー様であることに人一倍の嬉しさを感じさせていただいた。その後のメールで、以前はご主人様のお仕事に同伴されることがされることが多かったのが、シルバーをお迎え後は「あまりの可愛さに はお留守番で3人の娘 と一緒にいます。見ているだけで癒され日々元気をもらっています」
と、近況ご報告いただいた。10か月も当方に居たので別れがちょっとさびしかったが、彼の地で幸せに過ごさせていただいていることを知り「これでいいのだ」と慰めている自分である。                            

 
 

6年ほど前、当方からホワイトのティーカッププードルをご用命いただいたC様、今度はその子のお友達としてシルバーの里子犬をご希望とのこと。お話をよく伺ってみると、飼っておられるホワイトのティーカップは今回里子で募集したシルバー・プードルKの実の子だという事が分かった。シルバーは77か月なので、ホワイトのティーカップは初めて出産した自分の子犬だったのだ。空輸した後関西のお宅で6年ぶりの「涙の母娘対面」と相成った。涙を流したかどうか定かではないが「こんなこともあるんですね~」と共にその奇遇に驚いた。その後のメールで、「Kが我が家に来て今日で2日目になります。我が家に来た当日から一緒に寝てます。だっこしてやるとじっと座ってくれて次の日からは私が動くとその後を追ってきてくれて・・・もうかわいい!!って言葉しかありません。Kとの縁を大切にしたいです。一度母犬のもとから離れてそして6年後に再び母犬との再会 この繋がりがうれしくて。2匹とも幸せにしてあげたいです。ありがとうございました。」と結んでおりました。後日C様はお母様のためにと、今度はレッドの小振りタイニーをご用命下さったのでした。 当方を信頼して下さっていることが、ただただ感謝でした。

 
 

 H20年の12月に当方よりレッドのプードルをご用命下さったD様から緊迫したお電話を頂いたのは今月の初めの頃だった。涙声でとぎれとぎれに聞かされた内容はとても悲しい出来事だった。先住犬ちゃんと一緒に花火大会に連れて行ったその帰り道、高速道路で悲劇が襲った。居眠り運転のトラックに追突されたのだった。車の後部座席は大破したが、たまたま頭のワンコ達は助手席の奥様の膝の上にいた。追突後当方出身のプードルが意識不明だったため無事だったもう1頭のレッドを他人に預け、介抱しようとしたら、預けたプーちゃんが道路に飛び出して暴走してしまったそうだ。結果、高速を走っていた車に引かれ即死。当方出身のプーは背骨を折る重傷の怪我。最大限の治療をと考え1週間後大学の先生に手術をお願いした、が、必死の願いもむなしく翌日小さな息を引き取ったとのこと。お電話でDさんは、「今まで2頭が傍に居て幸せをもらった分、2頭が突然いなくなった寂しさはもう何と言ったら良いかわかりません。」いなくなって改めてワンちゃん達からもらった幸せの重さを、そしていなくなった同じ分の寂しさをD様ご夫妻はお感じになっているのだろう。そう言う私も送られてきた生前の○○○ちゃんの画像を未だに見ることが出来ないでいる・・・。
 ワンコを扱って30数年、嬉しい事もある反面、時折悲しい辛い出来事にも出会ってきた。子犬は母犬が寝食忘れて一生懸命育ててきた子達、そう思い出すと心傷み悲しみの底からしばらく抜け出せなくなる。出来れば老衰で亡くなる以外悲しいことは知らされずに願いたい・・・。











 



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