アマンダおばさんの
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2月18日(火)

<本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます>

 今年初めてのダイアリーになります。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。年初めには、日頃「お客様からのメッセージ」にお寄せいただかない方々からも、ワンちゃんのお写真と共に年賀状を頂戴し、とても懐かしく拝見させていただきました。返礼の賀状とは別に、この場をお借りして改めて御礼を申し上げます♪
 今まさにオリンピックたけなわ、悲喜こもごもだが、ちょっとだけ嬉しいのはここ宮城県(仙台市)から、金メダルを獲得した羽生結弦選手が出たということだ。過去には同じ出身の荒川静香も金を獲得している。いずれにしても、一つの事で皆が一体となって応援する共生の心が何ともいいな~と思う。記録的な大雪にしても各地で被害甚大であることは遺憾に思うが、一方で大雪や猛暑など気象の危機を国民みんなで、あるいは世界の人類が一緒に乗り越えようとするところが何か素晴らしいと思える。言ってみれば「人類は皆家族」、家族の悲しみは我悲しみ、そして家族の喜びは我喜びなのであります・・・。
 先月、十数年間当犬舎で勤めてくれていたスタッフのYさんが退職した。主に大人ワンコ達の管理を一生懸命してくれていた。日頃の世話の他に交配や顕微鏡での検便、精子検査、簡単なトリミング、各箇所の健康チェック、動物病院のワクチン接種日の計画他必要なあらゆる管理を担当してくれた。ブリーダー友によると、「こんなに長年勤めてくれる人材なんてめったにいないよ」との事。友の言葉を待つまでもなく良いスタッフに恵まれて今日まで来れたこと、とても感謝している。
 1月からはその分主人と私ですべての世話をカバーしなければならなくなった。今まではちょうど良い位の働き量で、他に個人的な用事をするゆとりがあった。だが、彼女が辞めた途端やるべきことが3倍にも増えた。主人と手分けしてやっているが、それでも運動量は以前と比べて3倍だ。我々の年代になると健康管理に運動が必要と言われ毎日散歩に出かけることを勧められるが、私の場合それは全く必要ない。家で充分、散歩以上の運動をしているからだ。この所家の中であっち行ったりこっち行ったり、気が付くと3時間歩き通しということもある。ちょっと休憩してまた体を動かすのだが、時に半分寝ながら歩いていることもある。主人が自分の仕事の合間に朝早くから犬舎のワンコ達の世話を協力的にしてくれるのがせめてもの救いである。
 一番心配したのは交配がうまくいくだろうかということだった。自分の担当は犬舎のオスとは別部屋のナーサリーだったので、今まであまり馴染みがなかった。一般に交配の種牡は、日頃慣れ親しんだ人の介助でなければ交配が難しい。スタッフがいなくなって初めに交配したのはヨークシャテリアのピッコロだった。が、心配をよそに難なく交配が出来た。次に行ったのはワンダだった。ワンダも初め照れくさそうに手足をびろ~んとのばしてパフォーマンスをしていたが、女の子を近付けると生来の交配好きが勝っておばさんのことは忘れたらしい、懸命に女の子にアタックしてくれた。終わると私に遊んでくれとモーションをかける。ちょうどいいのでロミロミマッサージをして遊んであげた。本当に可愛いやつ! でもそろそろ引退の時期に差し掛かっている。今年いっぱいで後釜を作らないとやばいな~(汗)。以後もアプリコットのクーペ、濃いレッドのペペロンティーノとほとんど違和感なく交配に協力してくれた。前のスタッフがいかに愛情をこめて丁寧に彼らと接してくれていたかがワンコを通じて伝わってくる。
 今まではお産前後のワンコ及び子犬を含めたファミリーのみの担当だったので、犬舎のワンコ達全員に馴染みがあったとは言えなかったが、現在ヒートチェックや健康チェックで犬舎に入って彼らと接する機会が多くなると、少しずつ彼らの様子がわかってきた。改めてワンコって、本当に素直でピュア―でいいなあ~と思う。人間と違ってワンコは「切れる」という事がない。他を責めたり罵ることもない。天使のようなワンコ達のユートピアの世界が存在する。闘犬の目的で作られた犬の事はよくわからないが、少なくとも当方のワンコ達はいつもニコニコ、人懐っこく、ひょうきんで楽しく、総じて穏やかな性格だ。この中に入っていると自分の魂までが洗われる。つくづくワンコの世界はsanctuary(聖域)、という気がする。毎日彼らの聖なるシャワーを浴びて生活できることが何とも有難い。これはいわゆる役得というやつだろう。
 まるで自分自身が子犬のようなあどけないポルカが自力でシルバーの赤ちゃんを産んだ。帝王切開の予定が、救急動物病院が閉まる午前2時を過ぎてしまったため、死産覚悟で出産に立ち会った。が、意に反して普通に生まれて生きていたのだった。過去に2度も切っているのに。もう可愛くて可愛くてしょうがないと言った様子。ちょっとでも子犬を離すと、ポルカは「ふーん、ふーん」と泣いて、「わたしの赤ちゃん、返して~」と訴える。子犬が一人っ子のためか、兄弟がいない分ポルカは一生懸命子犬と遊んであげている。子犬に足をかじられても、毛を引っ張られても一切怒らない。暇さえあればお顔を舐めたり、お尻を舐めたり・・・と、食べちゃいたいくらい位に可愛いんだな~と思う。親子の感動溢れる情愛の様子を見せてもらうと、人間の世界でこれほどに可愛いと思って接している母親がどれだけいるんだろうと、また考える。人・ワンコに限らず親から掛け値なしで無条件の愛情をかけられた子供は、きっと幸福に満ちた一生を過ごすことが出来るだろう。生後3か月近くになってこの女の子にも嫁ぎ先が決まった。1年後どんな素敵なマイクロティーのシルバーレディーに成長するのだろうかと今から楽しみだ。
 話し変わって、当方のワンコを選ぶときの目安をお知らせしようと思う。迷っておられる方のための参考にしていただければ幸いです。
 ①生後2か月~4か月までの赤ちゃん;3回のワクチンが未完成の場合もあるが、2回接種済みであれば譲渡後の追接種で免疫力についてはほとんど問題ない。出来るだけ小さい時から育てたいと思う場合にはこの月齢の子で良いかと思う。ただ、大きさにもよるが1日中お留守番のご家庭ではちょっと可哀相かな、という気がする。せめて4,5時間までのパート勤務か出来れば1日お家におられるご家庭がベスト。まだ膀胱が小さく頻繁におしっこ・便をする時代なのでトイレは近いことを覚悟すべきである。一方で、赤ちゃん時代の可愛さを享受するにはこの時期の子犬という事になる。価格は比較的お高めになる。が、一方「良いもの先取り」ができる。
 ②生後4か月~10か月までの幼犬;ワクチンは3回終了済みで免疫が付き、お散歩、トリミング、ホテルもOKになる。トイレトレーニングは新聞紙の匂いに反応するよう躾けているので、上にトイレシートを載せていただければ比較的容易にトイレを覚えてくれる。膀胱も子犬の時期よりは大きくなって少しは蓄えられるようになっている。しつけの基本はご予約時に差し上げる「子犬の育て方」を参考に。4か月を過ぎると食事も1日朝夕の2回でOKになる。ほとんどの子が自分で食べるので比較的手がかからない。お留守番も可能で、脳が発達するに従いどんどんいろいろなことを習得する時代。当方に居る子達はワクチン完了後の4か月から本格的に室内運動場で少人数に分けた自由遊びを経験する。人間はもちろんのこと、他のワンコとの協調性、社会性を育成する。
 体重は、ティーカップで生後6か月、タイニーで、生後7か月位でほぼ止まる。トイでは8か月~10か月位。生後7,8か月の幼犬を選ぶメリットは成犬時の予想体重が確定できるところだ。もっとも当方では、成犬時予想体重はほぼ合っているか、それより少なく収まる。この時期に譲渡してもすぐに慣れ親しむので問題はない。価格は子犬時代より幾分プライスダウンしてのオファーになる。
 ③生後11か月~成犬;ほぼ体が出来上がって成犬時の体重になる。食事、トイレの習得、トリミング、ホテル、留守番他どれをとっても扱いやすく育てやすい。慣れるかどうかはワンコの性格やオーナー様の姿勢にもよるが、時間をかければほとんどがファミリーに慣れ親しんでいく。ちなみに最近お譲りした成犬のヨーキーはすぐに慣れ、ご主人が帰宅すると先住犬ちゃん達を追い越して真っ先に玄関にお迎えに走って行くのだそうだ。こちらではなかなか1対1で接する機会が取れないので、譲渡後オンリーワンドッグとして接してくれることが嬉しいのだと思う。ワンコにとって一緒に寝ることも楽しみの一つになるだろう。いずれにしても、何歳でお譲りしても懐かなくて困った、というお悩みはあまり寄せられたことがないので、いずれ慣れ親しんでいくことと思う。1歳すぎのワンコは、ワンコにもよるが一般に価格は一段とプライスダウンする。
 ④里子;当方で里子は無料犬をさす。通常5,6歳を過ぎたリタイヤーのワンコをご提供する。お産経験上少々太っているが、食事療法でダイエットしていただければ飼い易くなる。歯もできるだけ綺麗にしてお渡しするように努めている。ちょっとの歯石は不妊手術の際にお手入れしていただければ結構です。6歳と言ってもまだ中年、丁寧に飼っていただければあと7、8年は生きてくれるだろう。先住犬ちゃんと同じ年齢が良いと言う方や、飼われる人の年齢と相談して6歳以上の方が良いと言う方にもお勧めです。当方に来て連れて帰っていただくのがベストであるが、無料犬は対面の規定がないので空輸もOKだ(送犬費用別途)。
 ⑤成犬譲渡 年齢の比較的若い子や、年齢に関係なくティーカップサイズや特にキュートな子を低価格にてご提供させていただきます。


 
お婿入りの日のヨーキー


   
   
鈴木 たいし君(アプリコット、ティーカッププードル)、いろはちゃん(シルバー、ティーカッププードル) ご訪問時の画像 



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