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長崎県 朝長様
<2012/8>

朝長 フランちゃん

(8/10のメール)
宮澤様

 すっかりご無沙汰しておりました。
 長崎の朝長です。
 立秋を過ぎ、長崎は随分と朝夕はしのぎ易くなりました。仙台はいかがですか?
  さて、お譲り頂きましたフランも5歳を過ぎ、熟女の艶っぽさ?を感じる年頃となりました(笑)
 とはいえ、精神年齢は相変わらず幼児レベル。「ボール遊び命」で毎日暑さにも負けず庭でボールを追いかけては元気一杯走り回っています。
 お気に入りのボールはもう20個は潰したと思います。その種類のボールじゃないと気分が乗らないので、製造中止になったら大変!と買いだめをしています。
 体調も良く快食・快便・快眠と元気一杯です。
 ただ、ここ数カ月空腹時の嘔吐の回数が多く、気になって病院に連れて行ったのですが心配することもなく様子を見て良いとのことで、投薬や治療もなくごくごく普通に過ごしています。
  今年の4月には「ハウステンボス 初代ペットモデルオーディション」のことを知り、興味本位で応募してみたところ、フランが最終審査10頭に選ばれました。残念ながら賞は逃しましたが、200頭近い応募数の中から選ばれ、それだけでも光栄でした。
  東日本大震災から丸1年半がたちますが、現在仙台は何割ぐらいの復興が遂げられていますでしょうか?
 実は主人が半年ほど前、市議会議員仲間と仙台を訪れ、市内の小学校や幼稚園を訪問し義援金をお渡ししてきたようです。視察の場所はまだまだ復興には程遠い現状だったようでかなり心を痛めておりました。政界は消費税増税や内閣不信任案などで荒れていますが、もっと地に足をつけて災害復興に全力で取り組んでいただきたいものです。
 そういえば震災の日、実は私には感動的な出会いがあったのですよ。ずっと胸に秘めていたのですがこの場を借りてその方にお礼を申し上げられたら、という思いも込めてお話させていただきます。
 震災の当日、「東北地方に大地震」という速報を目にし、まず頭をよぎったのはまぎれもなく宮澤様一家のことでした。テレビで水没した仙台空港を目のあたりにし、全身身震いがしたのを今でも忘れません。
 実は震災発生後数日間、宮澤様の安否が心配で何度もお電話を差し上げていたのですが、電話はまったく繋がりませんでした。なんとか無事を確かめたいとの思いで見つけたのがインターネット上での「安否情報確認サイト」でした。
 失礼かと思いながらも藁をもすがる思いで「仙台市アマンダブルー犬舎の宮澤様のご無事をご存知の方がいらっしゃいましたらお知らせください」と書き込みをさせていただきました。
その後2,3日たってから見ず知らずの方よりお電話が入り、宮澤様の無事を知らせてくださったのです。
 その方はわんちゃんのお譲りの件で、偶然にも震災当日に宮澤様と連絡を取り合っていらっしゃったとのことで宮澤様のご無事をご存知だったのです。
 私はちょうど外出先でその電話を受け取り、安堵のあまり人目もはばからずに涙したことがつい先日のことのように思い出されます。
 本当に有難い電話でした。そして人と人との繋がりをこんなにもありがたいものだと感じたことはありませんでした。
 長くなりました。
 とにもかくにも、フランは相変わらず大切に育てておりますのでご安心ください。
 まだまだ残暑は続きそうです。
 体調など崩されませんように。
PS 極小チワワのキャビアちゃんはお元気ですか?
  実は私、キャビアちゃんの隠れファンなのですよ(笑)

<アマンダより返信>
朝長様 
お久しぶりです!お元気いらっしゃいましたか?お嬢さん方は大分大きくなられたのではないでしょうか。幼い頃お手紙を頂戴した事を懐かしく思い出します。
 暑いですが、仙台の暑さはお盆まで・・・と言い聞かせて頑張っている今日この頃です。
 フランちゃん、もう5歳ですか。愛らしいお顔はそのままでしょうか。こだわりのmy ballがあるんですね。追いかけている様子が目に浮かびます(*^_^*)。それにしてもモデル応募犬200頭のうちの10位以内はすごいですね。生ませの親の私としても嬉しい限りです。
 ご主人様には、当地に視察にお出でいただいたとのこと、仙台市民の一人として心から感謝申し上げます。津波のあった所は当方から車でほんの30分ほどですが、ワンコの空輸で仙台空港に行く以外は未だ他所には行っておりません。多くの方たちが流されていったことを思うと、とても行く勇気が出ないのです。でも空港近くのお店や民家など当時の凄まじさがそのまま残っているところがあり悲惨さが想像できます。ご主人様にはどうぞ政治の分野でお力を御貸し下さい。
  震災の折には大変ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。お電話も頂戴したとのこと、安否の情報をお伝えくださった方はお二人思い当たる方がおります。が、数日間は孤立状態でほとんど連絡が取れませんでした。いずれにしても遠いかなたの九州から当方のためにお心を寄せていただいたこと、主人ともども改めて感謝させていただきます。ワンコを通じこうして皆様と赤い糸でつながっていることが何と有難い事かとしみじみ思わせていただきます・・・。
  昨日、当方からお譲りしたプードルが18歳の天寿を全うしたとお聞きいたしました。フランちゃんもあと十数年間!丈夫で長生きしてください。
 キャビアは10歳を過ぎ、白髪交じりのおばあさんになってしまいましたが、相変わらず元気ですよ。キャビアに約1名ファンがいたことを伝えておきますね(*^_^*)
 それでは、お仕事でご多忙と存じますが、お時間のある時にまた近況ご報告をお寄せくださいませ。

(8/13のメール)
宮澤様
 早々にお返事をありがとうございます。
 慌ててメールを差し上げ、お写真の添付を忘れておりました。
 生首のような写真なのです(笑)が、娘達がとても気に入っている写真なのでこちらをお送りさせていただきます。
 無邪気だった娘たちも長女は今年高校受験、次女は今年の4月より中学1年生です。
のんびり屋の長女も流石にこの夏休みは受験勉強に大忙し。塾通いの日々です。
次女においては本人の希望で私立の難関中学に入学したため日々勉強漬け、夏休みも返上で夏期講習に追われています。
主人は議員と経営者という二足のわらじで多忙をきわめ、家庭を省みる時間も惜しんで精力的に働いています。
私はというと、更年期に差しかかり体も心もどこかしらに老いを感じずにはいられない年齢となりました。これからをどうより良く生きていくか模索中といったところです。
 まだまだ暑さが続きそうです。
ワンちゃん達のお世話で大変かと思いますが、くれぐれもお体だけは大切になさってくださいませ。
ご丁寧なお返事をありがとうございました。

<アマンダより返信>
お嬢さん方、もう中学と高校ですか? 「光陰矢のごとし」とはこの事ですね。可愛いイラスト入りのほほえましい文章で私宛てにお手紙をくださったあのお子さん方が・・・と思うと感慨も一入です。きっと素直で賢いお嬢さん方に成長されたことでしょう。
「鉄は熱いうちに打て」です。お二人ともどうぞ勉学にお励み下さい。
フランちゃんは相変わらずべっぴんさんですね~(*^_^*)
ご主人様やお子さんのためどうぞご自愛くださいませ。


<2011/1>
 
朝長 フランちゃん

アマンダブルー 宮澤様 
ご無沙汰しております。
長崎の朝長です。
 寒い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
娘達のお手紙には、いつもご丁寧にお返事を頂き本当にありがとうございます。
頂いた手紙は必ず「お母さんの臭いがするでしょ?」とフランににおいを嗅がせ、大切に机にしまっているようです。
 フランも3歳を過ぎ、随分と落ち着いてきました。
体重は3,4キロをキープし、病気もほとんどせず、ボール遊びが大好きで毎日庭を駆け回っています。
 最近のフランお写真をお送りいたします。
(トリミングは自分でやっていますのでぼさぼざです!)
 「龍馬伝」ブームで賑わった長崎、来月はランタンフェスティバルで、町が彩られ益々賑わいそうです。宮澤様も機会があれば是非いらしてくださいね。
 親子でお会いできる日が来ますことを楽しみにしております。
 仙台はさぞかし寒いことでしょう。どうぞご体調など崩されませんように。
 (ご多忙でいらっしゃるご様子、お返事はお気使いなくお願いいたします。

<アマンダより返信>
お久しぶりでした。お嬢さんたちからお手紙を頂戴してもお返事がいつも遅くなり、たいへん心苦しく思っております。
それなのに大切にしまっていただいているそうで申し訳ありません。
フランちゃん、変わらず元気に過ごしておられるようで嬉しいです。お顔が本当にノーブルで愛らしいですね!きっと朝長様の接し方、またお人柄そのものではないかと感じさせていただきます。経営されている保育園や幼稚園の子供達も素晴らしい園生活をしておられるのではないでしょうか。<年の功?で1を聞いて10を知る傾向あり>
暖かい長崎の広い園庭でボールを追いかけているフランちゃんを想像して、私まで夢見心地になっております。遠く九州の南にご縁を結ばせていただいたことを改めて感慨深く噛み締め、感謝させていただきました。またフランちゃんの可愛らしいお顔を拝見させてください。お待ちしております。
PS;お嬢さんたちの成長が楽しみですね。
プロのトリミングも良いですが、ぼさぼさのカットも
私は好きですよ。



<2008/5>
 
朝長 フランちゃん

アマンダブルー 宮澤様

ご無沙汰しております。長崎の朝長です。
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
こちらはお天気に恵まれて行楽日和でどこも家族連れで賑わっているようです。
お蔭様でフランも今日(5月5日)で1歳の誕生日を向かえ、病気一つせずにこの日を迎えることが出来ました。健康にここまで育ってくれたこと、このように健康な身体で生んでくれたお母さんワンちゃんにも感謝の気持ちで一杯です。
お譲り頂いた時の、「責任をもって、絶対に大切に育てよう、、」という気持ちは今も全く変わっておりません。これから1年、また色んな思い出を作っていこうね♪と家族で話しています。
ここ数ヶ月、実はわたくしの仕事が多忙を極め、必然的にフランのお留守番が長くなってしまっています。
実は私の住む地域にも少子化の波が押し寄せ、隣町の幼稚園が廃園となる事態に陥ってしまいました。
結果、我が幼稚園が行き場のなくなった子供達を受け入れることとなり、その手続き、事務処理等等、てんてこ舞いの忙しさとなってしまい、フランにも寂しい思いをさせてしまっています。私も食事をとる時間、食事を作る時間さえもない時も多々あり、春休みなどは娘達もフランも置いてきぼりで、どんなにか心が寒かったろうといたたまれない気持ちになったものでした。そんな私の心とは裏腹にこの時期を通して、フランと娘達の関係はとても親密なものとなっていったようです。娘達とは本当に良く遊び、実に楽しそうにじゃれあうことが多くなりました。また、互いをかばいあい、思いやる心も自然と芽生えているようです。
つい先日も、テーブルの上に無残に半分ほどに食べられた柏餅がご丁寧にティッシュに包まれて置いてありました。私「これ、誰の食べ残し?」長女「、、、知らない、、、」私「ふ~ん、、、(と言いつつ、この歯型の跡はフラン意外にありえない、、、)」長女にも彼女なりに言わない理由があるのだろうと、その場はあえてそのままにしておくことにしました。しばらくして、長女と2人きりになり落ち着いたところで事情聴取をしてみると、、、、長女が気がついたときにはフランは柏餅を3分の1程を食べてしまっていたこと、「フラン!!」と長女がきつく叱ると、くわえていた柏餅をポトッと床に落とし、申し訳なさそうな目で長女を見つめたこと、その表情が可愛くて、ママに怒られるのがかわいそうで本当の事を言えなかったとのこと。
妹のように自己表現が苦手で、生きるのが不器用で、いつの親の私に遠慮して心の中が見えにくい長女。でも言葉には出さなくても彼女の心が愛犬の存在で、確実に豊かになっていっていることを感じた一瞬でした。
これから、また1年、フランが健康で、家族のそばにいてくれることを心から願っております。

 いつもお忙しくしていらっしゃるご様子、くれぐれもお体にだけは注意されてお元気でお過ごしくださいませ。
                             朝長 

<アマンダより返信>
こんにちは。お返事が遅くなり誠に申し訳ありませんでした。フランちゃん、1歳のお誕生日おめでとうございます!皆さんに可愛がっていただいている様子がノーブルなフランちゃんの表情に表れているように思います。
お母様がお仕事でお忙しい最中お嬢さん方との心の触れ合いが進行していたのですね。感心するのは、よく大人の言うことは聞くけれど子供には横柄な態度をするわんちゃんが居ることを聞いたことがありますが、ちゃんと柊華ちゃんの言うことを聴くフランちゃんに育っているのですね。ワンコに振り回されるのではなく振り回していけるオーナーでなければ結果的にワンちゃんも幸せにはなれないと思います。きっとお母様が適切な接し方をしているのでフランちゃん、お子さんの言うことも聴くのでしょう。ワンコとの触れ合いによりお子さんの心に思いやりやいたわりの気持ちが培われていたこと、とても嬉しく感じさせていただきました。
少子化ではありますが、私の孫(4歳)も環境の整った保育園は(十)何人待ちという状況で、広い園庭のある保育園にはまだまだ入れない現況です。お疲れかとは思いますがどうぞ地域社会のためにご尽力されてくださいませ。
お母様が懸命にお仕事をしておられるとお子さん方も「頑張らなくては!」と思うと存じますし、手を掛けないほうが「お母さんはあてにならない」と、自分で何でもするようになるものではないでしょうか。
お子さん方からのお手紙また楽しみにお待ちしております。それでは・・・。



<2007/12>
 
朝長 フランちゃん





<アマンダより返信>

柊華ちゃんへ;

こんにちは。前に柊華ちゃんたちからお手紙をいただいた時は夏でしたが、早いことにもう冬になりましたね。おばさんも一度だけ長崎に行ったことがありますが、冬は仙台よりずっと暖かくてよいところですね。フランちゃんはすっかり家族の一員になっているようですね。「朝長家だけのお笑い芸人」ですか、朝長家だけではもったいないので島田洋七さんのように「佐賀のがばいばあちゃん」ならぬ「長崎のフランねえちゃん」でぜんこくデビューしてはどうでしょうか。きっと受けると思いますよ。それから柊華ちゃんのはいく、おばさんかんしんしました。ちゃんと「かまきり」という「きご」がはいっているんですね。秋に作ったものなのかな?おばさんもフランちゃんに関するはいくを作ってみました。「冬休み 何してあそぼ フランちゃん」いかがでしょうか? 銅賞くらいもらえるかな? 柊華ちゃんのお家の近くはしぜんがいっぱいだとお母さんから聞いております。この冬休み、フランちゃんと楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。それではまた。フランちゃんのブリーダー、アマンダおばさんより。





<アマンダより返信>

彩友子ちゃんへ;

おひさしぶりです。おばさんものこっているワンちゃんたちも元気ですよ。フランちゃんいろんな芸ができるんですね。芸ができるとますますかわいくなってしまいますね。キングくん、小太ろうくん、コナンくん・・・などおともだちがいてしあわせなフランちゃん・・・。お母さんのようちえん(&ほいくえん)のえんていであそぶことはできるんですか?いろいろそうぞうしておばさんまでたのしくなっちゃいました。それではまたおたよりくださいね。早くかぜなおしてください。おだいじに。



アマンダブルー 宮澤様

先日は可愛いお洋服をお送り下さり、本当にありがとうございました。
早速おそろいのカラー、リードもコーディネイトしてお出かけし、お散歩が2倍楽しくなりました♪
 お洋服が到着し、丁寧な梱包を開ける間、フランはそれが自分へのプレゼントとわかっているかのようにちょこんと横に座り、くんくん臭いをかぎながら待っていました。もしかしたら、アマンダブルー犬舎の微かな臭いを俊敏にキャッチし、懐かしんでいたのかもしれませんね。
早速フランに着せましたらサイズもぴったりで、女学生のような雰囲気に家族にも大好評です。
お作りも細部までしっかりとしていて、また、上品でとても気に入りました。
是非何かの折には、もう一着お願いしようと思っております。
時々HPをチェックさせていただきますね。
 フランは今月7ヶ月を
迎えました。足が長く、すらっとした体型で、道すがらお会いする方には必ず「このプードルちゃんは足が長いわね~」とお声が掛かります。
食の管理はわりと厳しくしている方なので、このあたりで成長もストップしてくれるといいな、、と願っています。とっても元気で、病院にもあれから全くお世話になることもなく、良く食べ、良く遊び、すっかり家族の一員です。
2ヶ月ほど前より犬の合同訓練に通い始め、大型犬のお友達もできました。また、コマンドも良くきけるようになったためか、私達の言葉、気持ちを繊細に読み取ります。

毎朝7時半に娘達の登校に付き合って30分程度のお散歩と外遊び、その後午前中はお留守番、お昼に私が仕事から戻り、1時ごろからまた20分程度のお散歩、4時頃娘達が帰宅し、外でかけっこと、寝ている時以外は人と触れ合う時間が長いせいか、3度のご飯より人と遊ぶことが好きなようです。また、少々おっとりとして、おっちょこちょいなところがあり、おどけたしぐさをしては私達を笑いの渦に巻き込んでくれます。

聖路加国際病院の日野原先生のお話の中に、「命は長さじゃない、深さなのですよ」と仰った印象深い言葉がありました。
例外にもれず、犬との生活こそそこのところを忘れないで日々を過ごしていくことがとても大切な気がします。
どうしても日々の生活に追われ、フランとの生活が永久に続くような錯覚に陥ることがあります。しかし、そうではないことを日頃から認識し、だからこそ精一杯愛情を注ぎ、その時その時を大切にし、家族で暖かく見守っていきたいと考えています。
 長崎では今年は悲惨な事件が続き、心が痛むことが多かった年でした。(個人的には先住犬の惨殺事件もあり本当に辛い年でありました。)

こと佐世保に関しては、信じがたい事件がここ数年続いており、残念でなりません。
来年こそは長崎から皆さんをほんわかとした気分にさせてあげられるようなニュースが舞い込むことを願っております。
 今年は宮澤様とこのようにご縁があり、フランに出会わせていただき、心より感謝申し上げます。
どうぞ、末永くお付き合いくださいませ。
 良いクリスマスをお迎え下さいね。
 朝長

<アマンダより返信>

 メール有難うございました。フランちゃん、1日2度もお散歩に連れて行っていただき、またお嬢さん方との触れ合いの時間も多いようでとても理想的な生活をしておられますね。先住犬ちゃんの惨事はご家族にとって忘れようにも忘れがたい悲しい出来ごとだったかと想像いたします。私も20数年ワンコといると楽しいことの反面突然の死に出会うこともありました。それは不注意から落としてしまったり癌で亡くなったりといろいろありますが、仰る通り今日生きているからといって明日も生きているという保障はないのです。一瞬一瞬を大切に、「一期一会」の精神でワンちゃんに接していくことが大切かと思います。もちろんご家族に対してもです。
佐世保の事件に限らず次々起こる事件をニュースなどで垣間見ると、いかに小さいときからの子育てが重要かを思います。まっとうな社会人に子供を育てる親の責任を改めて強く感じます。この話題になると長―くなりますので今日はこの辺で・・・。
幼児教育に携わっておられる朝長様とはいつか子育てについて意見を交換させていただきたいものです。それではまた。



<2007/8>

朝長 フランちゃん

宮澤様

夕方は、ご丁寧に電話を頂き、ありがとうございました。

私の住む西海市は海に面したとても風光明媚な場所で、果物、農産物、海産物と食べ物だけは新鮮なものが簡単に手に入れることができます。嫁いた当初は、不便が多く、とまどうことも多かったのですが、思わぬ田舎のスローライフの恩恵を満喫しております。

仙台もまだまだ暑い日が続いているようですね。

毎日生き物相手で休む暇もなく、多忙にしていらっしゃるご様子、どうぞぶどうでも召し上がりながら、しばしスタッフの皆様とくつろいでくださいませ。

私が宮澤様への手紙を書きながら、ふと気がつきますと、娘達も一緒になってテーブルを囲んで手紙を書き始めておりました。
読んでみると、なんだか、親子3人で似たような文章に、そのようなわけで、今回は娘達のお手紙のみを同封させていただきました。
誤字脱字も多々ございますが、どうぞ大目に見てやってくださいませ(笑)あえてそのままでお送りさせていただきました。

フランは手紙の通り本当に可愛らしく、性格も明るく天真爛漫な女の子に育っております。先住犬チェリンは非常に繊細で、神経質な面を持っておりましたので(宮澤様のところのキャビアちゃんに性格が似ているように感じます。社交性ゼロ、ご主人様命、お散歩もしぶしぶ、、、)フランを見ていると、「もって生まれた性格の違い」に驚きを隠せません。人間の子供も同じなのですが、育て方というよりは血統と申しますか、生まれる前から持っているもの、神様からの授かった個性というものがいかにその子の人格(犬格)形成の大半を占めるかということを再認識させられております。

フランはとてもおおらかで、とても育てやすく、また、誰とでも楽しく遊ぶ天性の明るさを持っています。夜泣きも全くなく、朝までぐっすりとサークルの中で寝ることができます。私達が食事中はダイニングの入り口に寝そべって、自分の食事を待ちます。私達が喜ぶと、自分もジャンプして喜び、娘を私が叱ると、自分もへこんで、へそ天になって降参しています。なんて場の雰囲気を読むのがうまいのでしょう。
ロミオ父さん、そしてお母さんが良い血統だったのではないか、と容易に想像できる性格の血統のよさを持っている気がいたします。

20年以上にわたり、研究心を怠ることなく繁殖に情熱を注いでいらっしゃる宮澤様だからこそ、このような良い質のわんちゃんを送り出してこられるのだろうなあ、、、と感心しております。
これからも、末永く、ブリーダー業を続けていかれますことを、切に願っております。

まだまだ残暑厳しい折、お体だけには注意されてご活躍くださいませ。
お返事はどうぞお気になさらないでくださいね。
まずは、お電話のお礼まで、、、朝長 





<アマンダより返信>

昨日は有難うございました。朝長様のご好意を嬉しく感じさせていただきました。葡萄は私の好物で、スタッフと共にたいへん美味しくいただきました、ご馳走様でした。
お子様方のお手紙も微笑ましく読ませていただきました。のちほど(下記)メールをしたためましたので読んでください。
西海市のことは恥ずかしながらあまり存じません、が、わたくしも都会よりは自然の多い地方の方が性に合っております。あのような大きい葡萄が作られているのには驚きです。
フランちゃん、新しい環境に適応しつつあるようですね。良かったです。
生き物はそれぞれが天性を持って生まれてくるのですね。人間もワンコも同じですね。一人一人(1頭1頭)のあるがままをあるがままに受け入れていくことが大切かと思います。
しかし、いかに天性の良いものを持って生まれてきても、ワンコを扱う人間の心次第で本来の良さが花開き幸福になる子がいる一方、いじけさせて不幸な一生を過ごさせてしまう場合もあります。ワンコから癒してもらうことばかりを考え、愛を与えることが出来ない人間であってはいけないと思います。
どちらにしてもいたいけなワンコが人間によって不幸になることは耐えられませんね・・・。私も100%の満足をワンコに与えてあげているかというと自信はありませんが、出来る限りのことはしてあげたいと思っております。

<朝長柊華ちゃん、彩友子ちゃんへ>

こんにちは。フランちゃんのブリーダーのアマンダおばさんです。お母さんからフランちゃんのごようぼうがあった時、おばさんの住む仙台からずいぶん遠い所に行くんだな~、とちょっぴり心配になりました。でも今では柊華ちゃん、彩友子ちゃんが可愛がってくれたおかげさまでフランちゃんはきっと幸福の一歩をふみ出したにちがいありません。もうトイレやお手、おすわり、待てができるんですね。「フランつり」というのがどんな遊びなのかおばさんぜひ知りたいです。すなおなことは良いことですね。すなおでないとたくさんのことをきゅうしゅうできませんからね。これからもフランちゃんをもう一人の妹として可愛がってあげてくださいね、おばさんからのお願いです。またお便りください。  アマンダおばさん


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