アマンダおばさんの
♪♪
Random Diary♪♪
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7月31日(日)

<アマンダブルーの仲間たち>

6月に猛暑がやってきたかと思うと、ここ最近仙台は何か夏が終わったかのような裏寂しい風景の日々が続いている。が、もうひと暑さが押し寄せてくるのでありましょうか(来なくていいです<汗>)。
 今月も末になってしまった。ダイアリー(日記)!などと勢いたったのは立ち上げてほんの数カ月のみ、あとは月末まで追い込まれてやっと書き出す有様。ぎりぎりまで迫らないと腰をあげないのは学生時代そのままだ。それでもやる気を起こしてパソコンに向かうと口さびしさに「コーヒーを用意して」と台所に走り、少ししすると「お腹が空いては考えも浮かばず」と何かつまみ、「のどが渇いた」といっては冷蔵庫を開け、気分転換に庭でも一回りして・・・、それでは今度こそ、と準備万端整ったところでいざ書こうとすると眠気が襲ってくる始末。悪癖はうん十年経った今でも変わらない・・・(反省)。
 3・11の大地震の余震はここ仙台も時折あるが、お蔭さまで当方は地盤が固いためか宮城県の他の地域より揺れが少ないようで、今のところ大事に至らずに済んでいる。また放射線のセシウムによる汚染が取り沙汰されているが、当犬舎のワンコ達は外に出る機会がない。運動はすべて広い室内運動場でしているのでセシウムを浴びることはないのだ。更に犬舎は防音および防寒を期して二重構造になっているため、外からの影響はほとんどないといってよい。従って当方のワンコが汚染される心配はないのでどうぞご安心ください。
 さて、この度の地震で壁に少しひびが入ったのと、築35年が経過して以来内装を変えていなかったこともあって、まず玄関周りの壁紙を取り換えることにした。どうせ変えるなら同じ白ではなしに以前から考えていたグレイッシュ(ブルー)グリーンの無地に同じ系統の柄を合わせることにした。幸いイメージしていたのとほぼ似たものがウイリアム・モリスの壁紙にあった。クリサンティマムだ。存在感があるが決して主張せず・・・というところが気に入った。プチリフォームといったところだが、ワンコの世話で1Fと2Fを行ったり来たりの合間の作業だったので職人さんにはだいぶご苦労をおかけした。ここの建築屋の社長Tさんとは思えばかれこれ30年のおつきあいになる。30年ほど前学習塾を始めるにあたり2階の北側に増築を予定していたのだが、最初に設計を依頼した業者は要望に対し「無理です」の一点張りだった。が、Tさん(氏)に相談するとグッドアイディアを出してくれてあっけなくお悩みを解決してくれた。以来塾の増築、ダイニングの増築、犬舎への改築、各種修繕、庭のレンガ張り、塀、その他いろいろ・・・家の造作はこの人1人に限定している。塾だった二部屋を犬舎に改造するに当たり、内側に20cmほどの隙間を作って
二重構造にし、防音・暖房効果をあげたのも彼のアイディアである。私の出す無理難題を決して嫌がらず、どんなことでも要望に応えようとする姿勢には頭が下がる。そしてほんの些細な仕事でも電話1本で飛んできてくれる。年が同じ同級生という気安さもあって時にはけんかをして言い合ったこともあったが、今では気心知れた友達のような関係だ。何しろ朝からすっぴんで会っても平気な間柄、が、決して怪しい関係ではありません(*^_^*)。どこまでも夢を追い続ける私に、好奇心旺盛なTさんは「面白い」と言って夢を叶えてくれる。秋にはクラックの入った外壁や色あせた屋根全体のリペイントが予定されている。会えば互いに憎まれ口をたたいてはいるが、ワンコが多数いる中文句ひとつ言うことなく犬舎の増築や補修、修繕に尽力してくれているTさんには心の底で感謝している。

 もう一人アマンダブルーを支えてくれている人の中にスタッフのYさんがいる。今年の7月で当方に勤務してくれてちょうど10年になる。10年前のこと、インターネットのサイトを立ち上げて間もない時だった。その頃主人は会社を経営しており、私一人でワンコ達の世話をしていたが、倒れそうになることもあり、一人では無理になった頃スタッフとして応募してきたのがYさんだった。芯の強そうなところはあったが、根は誠実で正直なところが気に入った。高校、専門学校と畜産関係の学校で学んできた経緯があり、根っから動物が好きなのだろう、ワンコと触れ合っている時が一番楽しいと言う。ただ単に楽しいだけではない、できる女性なのだ。入社して1年間手取り足取り教えた交配はもう私を超えた。他から交配を依頼されることもあるが、どんな子でも交配してしまう。他出身の一般家庭の中にはきついワンコや、オスに噛みつこうとする女の子もいる。だが訓練所にもいたこともあるYさんはそんな子でもちゃんと手名付けてしまうのだ。人口受精もお手のもの。その他顕微鏡での検便、精液検査、簡単なトリミング・・・なんでもこなす。頭がよいのはピカ一で、私をはるかに超越している。一頭ごとのデータが頭に入っているのだ。過去のデータを空で覚えていて聞けば何でも教えてくれる。彼女の手伝いとして一人増やしたこともあったが、一人でやったほうが気が楽と、今は孤軍奮闘で犬舎の大人ワンコの管理を頑張ってくれている。長い間には老衰で亡くなるワンコもいるが、そんな時うっすらと目に涙を浮かべる心やさしい彼女でもある当初は意見の食い違いでバトルをしたこともあったが、互いに大人に?成長したせいか、あるいは彼女の並々ならぬ努力のお蔭で最近はスムースに事が運び、平和で和やかな日々が続いている。企業で働く我家の子供たちにも言って聞かせていることで、同じようにYさんにも伝えてあることだが、「仕事をするときには直属の上司に合わせるのみならず、上司の立場に立ち、自分が上司なら部下にどうしてもらいたいだろうか、どう行動するだろうか、と考えて動くこと」という筋道を実践してくれているように思う。有り難いことだ。
最後に犬舎の底辺で支えてくれているのは言うまでもなく我主人である。経営していた会社を閉じて以来、それまで取得していた建設資材の特許をもとにネットで資材販売をしている。関係省庁の認定を得ているので好評のようだ。自由業のメリットで、合間を見て犬舎を手伝ってくれている。

 その他行きつけの動物病院、トイレ用の新聞紙を分けてくださる新聞販売店、ドッグフード販売でおつきあいの長いKさん、ワンコの美容学校のSさん・・・数え切れないほど良い人たちの支えで成り立っている当犬舎。改めて感謝だ!

*仙台市周辺で建築、リフォームのご計画がある場合、ご希望の方にはTさんをご紹介いたします。当方までご連絡ください。リーズナブルにそして誠実に施工してくださいますよ(*^_^*)。


*不許転載*
Copyright(C) 2001 S.Miyazawa
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