アマンダおばさんの
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8月31日(火)

<近況報告>

 8月も早月末を迎えてしまった。暑さ寒さは神の思し召し、自然はあるがままを受け入れようと思っている私だが、さすがに今年の夏だけは別だった。連日の猛暑に天を仰ぎ罵詈雑言、「たぐー、いい加減にしろよ!」 とうとう言ってしまった(ごめんなさい、神様(懺悔の祈り))。とにもかくにも今夏人々が一番多く言い放った言葉は、「暑―い!」ではなかっただろうか。今年の流行語大賞は何か?と問われれば、真っ先にこの「暑―い」をあげたいと思います。

我が家のプチ野菜作りで一番元気だったのはブラックベリーだ。たわわに実った果実を毎日5,6個ずつ収穫できた。今まで合わせれば100個近くになっただろうか。去年は冷夏と暴風雨で全部だめだったのに・・、天候次第でこうも違うものか。毎日そのまま口に放り込んだり、サラダの彩に散らしたり、昨日は、ワンコをご見学及び用命くださったお客様からいただいたチーズケーキの上に乗っけていただきました(写真参照)。チーズケーキのほの甘さとブラックベリーのかすかな酸っぱさが相まって一段と美味しかったです。
F様ご馳走様でした!

ワンコたちは、と言えば・・・皆クーラー全開の快適な空間で過ごしたが、8月はお産ラッシュだった。産後間もない母子家族はいわば集中治療室にあたるリビングに置いて24時間目を離さないでいるが、今親子ごとのサークルは満杯だ。色もレッド、アプリコットを初めブラック、ブラウン、シルヴァー、ホワイトと多彩。そんな中、80gで生まれたレッドの女の子がいた。生まれた子は人間と同じで一旦体重が減り、翌日には70gまで下がってしまった。以来、主人と交代でおよそ3時間おきに母犬のおっぱいの哺乳指導をした。伸ばした膝の上に母犬をひっくり返してお腹を上に向け、出そうな乳首を捜して子犬に吸わせる、足りない時は他に乳の出そうなお母さん犬のおっぱいも拝借する。どのお母さんもよその子であろうと皆嫌がらないで飲ませてくれる、またお尻の世話まで請け負ってくれる。ワンコのお母さんは何て慈悲深いのだろうと改めて感心する。生命力があるのだろう、70gちゃんはぐいぐい乳を吸い、1週間経った今日やっと90gちゃんに昇格?した。この子は先日種牡デビューしたCN.ワンダの初っ子だ。きっと超ティーカップとしてそのうち可愛いお顔を見せてくれるようになるだろう。

シルヴァーとホワイトの4頭姉妹も豆粒みたいに小さい子たちだが、さすが、キャンディーの子、小さくとも誰もひ弱な子はいない。姉妹同士、上になったり下になったりころころじゃれて遊んでいる様子がいとおかし。時折私の目線に気がつくと、可愛いお顔で尻尾ふりふり挨拶にきたりする。

ヨークシャテリアのナオミは父母チャンピオン同士から生まれ、祖先14頭のうち11頭がチャンピオンないしインターチャンピオンだ。(私)CHの称号にはあまり興味はないが、この血統でしかも(ここからが大事)お顔が可愛く、性格がぴか一なのだ。明るい、人懐っこい、素直、謙虚、おおらか、平常心でいつも上機嫌、歯を出して笑う、ほとんど吠えない、子犬の面倒をちゃんと見る等等・・・。人間でもこれだけの人格を備えている者は昨今あまりいない。しかも毛質や犬質も良い。更にBW2kgの小柄な体なのに今回初めてのお産で自然分娩したのだ!プードルなら2kgでもぎりぎり可能性有りだが、ヨークシャテリアで2kgはほぼ切ることを覚悟せねばならない。陣痛がきたその日も早速動物病院に連れて行って帝王切開してくれるよう頼んで帰宅した。だが手術の準備をしているうちに、既にレントゲンで確認している4頭のうちの1頭が自然に生まれてきたらしい。病院から電話あり、「1頭普通に生まれてきましたが、後の子達どうしましょうか。」(私)「そりゃ、普通に生まれてもらった方がいいにきまってます。先生、ついでに最後の子が生まれるまで面倒見てくださ~い。」と忙しさにかこつけて獣医さんにお産の世話をおねだりしてしまった。子犬を引き取りに行くと、「良かったですね~。普通に生まれて・・・母体のためには切らないに越したことはありませんからねー」と満面の笑みで一緒に喜んでくれる。ここが違うんだな~と再度実感。普通の動物病院では手術してなんぼの世界、折角駆け込んできたのに手術しないで返すのではもうかりまへんわ、と豪語している獣医さんもいるそうな。中にはする必要もないのに手術する獣医さんもいるのだ。ところが当方行きつけの動物病院は利益重視ではなくワンちゃん重視の奇特な病院なのだ。獣医師連を初め多くのスタッフの普段の対応、態度で既に認知している。院長のポリシー及び人間性がスタッフ全員の行動に波及している。このポリシーに共鳴して多くの弟子獣医が見習いにきては独立していくのだ。もちろんナオミのお産扱いは獣医師やスタッフが何人もいるからできることだとは思うが、病院の誠意ある対処の仕方には常日頃から一目置いている。もちろん100%とはいかないが、流れ流れてたどり着いたのがこの動物病院である。 ということで、ヨーキーのナオミは順調に子育て真っ最中である。

話は変わって・・・

先日のことだった。5月より1ヶ月毎に当方からブラウン、レッド、ブラックと1頭ずつプードルをご用命くださったEさん、この8月は4頭目のプードル、シルヴァーをご予約いただいた。そこで御礼も兼ねて、主人が東京のご自宅に直接ワンコをお届けすることになった。ただ連れて行くのもなんだからと、ワンコを手渡し後、竹橋の科学技術館に連れて行ってあげようと、6才になる孫も同伴させた。もともと好奇心旺盛な男の子である。館内では、来ていた他の子達と早速意気投合し一緒に体験型の展示やら実験を楽しんだ。よほど楽しかったのだろう、帰りの時間になっても「かえりたくなーい」と言うほど夢中になったようだ。

帰りの新幹線の中での出来事・・・、普段からおしゃべりな孫である。が、ちょうど前の席に同じ年齢の男の子が座った。それを見過ごすはずない孫のこと、早速話しかけたようだ。やがて座席の前と後ろでぺちゃくちゃおしゃべりを始めた。互いの住所を紹介し、とは言っても「ぼくんちは、○○○薬局とラーメンの○○苑の間にあるマンションなんだ」てな具合だが。いまどきの親は幼児教育に熱心だ。2人で掛け算の九九を言い始めた。その程度は今どきの幼児は習得しているらしい。私など小学3年ごろに四苦八苦してやっと覚えたものだが(汗)。そして更に驚いたことに、その相手方の男の子(同じ6歳)は車両のドア上の掲示板に流れる漢字交じりのニュースもぺらぺらと読んだのだそうだ。これにはびっくりだった、と主人。だが、やがて駅に車両が止まると大勢のお客が列車に乗り込んできた。満席に近い混んだ車中の状況の中、男の子のお母さんは隣の席に荷物を置いたまま。状況を察して棚上に移動するなど、配慮は見受けられなかったようだ。これが唯一残念だった・・・と主人。だが、ちょっとしたこの親の行動が男の子の将来を方向付けることもあるのだ。知育教育のみに価値観を置き、最も大事な社会性がなおざりになったまま大きくならなければいいが・・・。我仕合せを望むなら他人の仕合せも考えなければ決して本当の仕合わせはつかめない。このことを幼児期にしっかり教えることが私たち親や祖父母、大人の役目ではないだろうか。

人を思い気配りのできるご夫婦のお子さんは同じように他人への配慮がきちんとできる。そうした家族にご縁のあるワンコはきっと仕合せになるだろうと想像できるのだ。



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