アマンダおばさんの
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12月8日(水)

<台湾旅行>

 

 

 先日気分転換に我ご主人様と台湾に行ってきた。なぜ台湾か?というと、仙台空港から直行便でちょこっと行くには便利な所、というのと、3月の大震災に多大な義援金を寄せてくださった台湾政府にお礼参りをしたかったからだ。主人は別だが私は東洋と名のつくところに韓国以外旅行をしたことがない。台湾に旅行された方は数多くおられると思うが、遅ればせながら私もわんこ達をスタッフに任せて思い切って行ってきた。宿泊先は圓山大飯店。建築家はかの故宮博物院や中正記念堂を手掛けた方と聞いている。中に入ると重厚な中国文化遺産そのもののアンティークな雰囲気にどっぷりと浸ることができた。宿泊の部屋は市街地が見下ろせるデラックス・シティビュー632号室。外から見た建物のちょうどど真ん中だ。そして、政府の要人の宿泊施設にもなっているからだろうか、その部屋の広さと言ったら・・・!また朱塗りの柱で区切られているベランダの広さと言ったら・・・!ありえないまでの優雅な広さ。4日間と短い期間ではあったがホテル内の他の施設も含めて十分に中国文化を堪能できた。
 折しもクリスマスの季節、ビッグツリーが玄関ホールに飾られていた。スタッフも皆とても親切で言うことなし。お点を差し上げるとすれば100点満点と言っても過言ではない。もっともこのホテルのみならず、どこに行っても皆親切で礼儀正しく親しみがあって台湾事態が優しさにあふれた国だった。同じ中国でも本土とは大分格差があるようだ。
翌日;市内観光、3日目は九分観光へとオプショナルツアーに参加したが、同年代のリタイヤー組が多かった。よもやま話をすると、リタイヤー後の夫婦関係は各人がいろいろあって、要努力・・といったところのようだ。旅行に行くと必ず喧嘩になるというご夫婦もいる。中には一緒に来てもつまらないから旦那様をワンちゃんと留守番させて、いつも仲良しのお友達何人かと旅行しているのだ、という奥様もいた。私は・・・というと、主人に対して旅行中はうって変わって?しおらしくなる。旅を仕切る主人と仲たがいしたらどうやって日本に帰ったらいいのかわからず、主人に素直について行くのみなのだ。というのは大げさだが、旅の最中こそ頼れるのは夫婦のみ、この時こそまさに夫婦の和を実践する好機ではないかと思う。これまでの人生だって夫婦力を合わせて幾多の荒波を乗り越えてきたのだから。いつもはそれぞれやることがあって四六時中一緒ということはないのだから、せめて一期一会のこの時を一緒に楽しんで絆を深めたいと思う。

 というわけで、今回の台湾への旅は、古き中国の文化に触れ、日本人が忘れかけていた他人への思いやりの心を思い出させてくれ、また夫婦が心一つに共感できた良い旅だった。

 

 

 


2月11日(日)
<アマンダ出身プードルの天寿>              

 先日16年余り前に当方よりレッドのプードルをご用命いただいたという方からお電話があった。16歳半生きて老衰で亡くなったばかりだとのこと。もうプードルは飼うまいと思っていたのだが、どうにも寂しくてやはりまた迎えようと決心されたとのことだった。「もう電話番号も忘れてしまったので、血統書の犬舎名からダメもとでネットを調べたら、こちらのホームページにたくさんワンちゃんが載っていたので嬉しくなって早速お電話したんです。16年と数か月、病気らしい病気は何一つせずにずっと元気でいてくれました。プードルが流行始めたころで、次々たくさんのプードルが周りに増えてきたんですが、うちのプードル位可愛い子はいませんでした。」ともったいないお言葉を頂いた。1頭のプードルちゃんを生涯どんなにか大切に育ててこられたんだろう、と容易に想像することができた。当時幼稚園生だったお子さんを連れて横浜から当方に子犬を引き取りに来られたそうだが、そのお子さんはもう21歳になったそうだ。申し訳ないことに、何となく思い出すことができるのみで、はっきりとお顔を覚えてはいないのだが、手元から離れた当方のプードルが彼の地で元気に一生を閉じ、そしてお子さんがご立派に成長され成人されたことを知るにつけ、悠久の時の流れを感じざるを得ない。
 亡くなったプードルちゃんの父親・母親の名前をお聞きすると、もうすでにこの世にはいないワンコ達である。父犬は他の犬舎の交配犬だが、母犬はかの有名なレッド・アプリコットプードルの日本でのパイオニア的カリスマブリーダー、K氏から譲っていただいたレッドだった。有難いことに今回再びご用命いただいたレッドの子犬も元をただせば同じ系統になる。いわば亡くなったワンちゃんの子孫ということになる。血がつながっているということで、少しなりとも亡きプードルちゃんに似たものを感じ取っていただければ幸いである。
 そういえば、先月もやはり14年生きて亡くなったという当方出身プードルのオーナー様からお電話を頂戴した。その子は極小のティーカッププードルで、1.3kg位をずっとキープしていたという。「小さくとも病気などしたことがなく、元気に生活していました。」と。当時はティーカッププードル」という言葉はなく、ブリーディングに向かないという理由で今よりかなり安価に譲渡されていったことを思い出す。が、健康に一生を過ごしたことを嬉しく思う。
 それはともかくとして、各犬が天寿を全うして、天国に旅立ったことに深くご冥福を申し上げる。

 当犬舎でも毎年亡くなる子はいる。私が死んだら、みんな、みんな、天国でまた一緒に会おうね!!

12月17日(土)
<親の愛>

次男達は数日前ドイツ・フランスの旅に出かけた。そして今日三男は有給休暇を利用して単身ロシアに旅立とうとしている。
 そうした時にふと何年か前の事を思い出した。父の存命中私たちが旅行から帰って着陸後、「無事帰りました」と連絡すると、電話の向こうで父が待っていたかのように「無事に飛行機着いたか、良かったなー!」と安堵の声を漏らしたものだった。元気なころ旅行好きな父(と母)は世界のあちこちを旅行して歩き、バブルの頃は2か月に1度は国内外に出かけて行った。娘ながらに「また行くの?」とあきれ返っただけで、親が無事に帰ったかなど気にもしていなかった。私たちが旅行に行くときに渡した日程表を見ては、「今頃は~に行って~を見ているころだ」と父は自分が行ったところの思い出に浸っていたようだが、そんな父を「物好きな」とせせら笑っていた私でもあった。
 だが、子供たち(及び嫁さん)が次々に旅立つという時、ファックスで送ってきた日程表を見ては、どうか何事もなく無事に帰ってくることができますように、と祈りにも似た切ない思いが去来した。子供の海外旅行はこれが初めてではないのだが、その度に心配になるのだ。
 父や母もきっと同じ思いで私たちが帰るまで落ち着かない日々を過ごしたことだろう・・。あれから父は亡くなり、母は半ば認知症になっているが、親は子供のことを心底思って生活してくれていたのだと、今自分が親の立場になって初めて親の気持ちがわかる。またその有難さに頭が下がる。
 その年になってみないとわからないことがあるものなのだ・・・。

12月25日(日)
<クリスマス・・・>

昨日はクリスマスイヴ、そして今日はクリスマス。だがそれらしい雰囲気はほとんどなし(悲)。唯一長女の子供たちにプレゼントを持って行くことぐらい。このところ有難いことにワンコのご見学、ご予約、空輸、お引渡し・・・と続き、気が付いたらあれ!クリスマスなんだ・・・、といったところだ。だが、今頃はお譲りしたワンたちがクリスマスパーティーのお仲間に入れていただき、きっと幸福なひと時を過ごしていることだろうと想像すると自分の事のように華やいだ気分で嬉しくなる。
 そうだ、犬舎やナーサリーのワンたちにもチキンのクリスマスプレゼントをしよう。譲られていったワンコ達が幸せに過ごしていることをメールでお知らせいただくと、心から良かった、と思うのだが、反面まだ家庭飼いの味を知らない予備軍の子達がちょっとかわいそうになる。当方にいるワンコだって不幸せなことは決してないはず。居住スペースは十分とってあるし、室内運動場で4,5時間も毎日自由遊びをしている。毎日抱っこもしているし一人一人人間同様話しかけてもいる。音楽も聞かせているし、テレビも・・。でもやはり一般の家庭飼いと同じにはいかない・・。今日からもっともっと抱っこする時間を長くしてあげよう!飼い主様の膝の上を夢見ているワンコたちの瞳に応えて・・。

今週の新規アップ予定;
 ●10/17生まれ レッド オス2頭 タイニーorトイサイズ
 ●10/18生まれ シルバー オス、メス ティーカッププードル、タイニーサイズ
 ●10/23生まれ レッド メス タイニーサイズ
 <所用でアップが延期になる場合もあります>




















12月29日(木)
<年の瀬>

このところ子犬のご見学、ご用命、空輸、交配依頼・・と立て込んで時間に追われ、ブログにするはずのダイアリーが書く回数が減ってもとに戻りつつある。「それじゃあ、だめじゃん(どこかで聞いたことのある台詞)」
というわけで今年残り3日間は、自分への罰として毎日ブログを書くことを誓います!



長男の嫁さんが誕生祝いに送ってくれたお花

 この1週間ほど毎日のようにお客様に接する機会があった。人に会わなければお化粧もせずすっぴんの上、首から足先までユニクロ三昧でわんこの世話をしている私だが、ご来舎くださるお蔭様で少しなりともまともな格好ができる(それでもたいしたことはないが)。かく言う私、もともと人に会うのはあまり得意ではない。対人恐怖症と言ってもよい。なのでお会いした方にはちょっと違和感or不快感を与えることがあるかもしれませんがどうぞご勘弁ください。いずれにしてもこの緊張と弛緩のインターバルが私にとっては良いのかもしれない。

 外装の改築工事はほぼ終わったが、壁に取り付ける装飾や外灯がまだ揃わない。壁の黄色は完全に満足とはいかないがまあまあだった。が、北壁のプランターと鎧戸、ティンバー、および外階段にグレイをもってきたのはちと無理があったかな~。ここは自然にオイルステインのダークブラウンが妥当だったのかも・・・、と煮え切らない思いでいる。そんな私の姿を見て我旦那様、「気に入らなければまた来年塗り替えたらいいさ」とな。そんなー、足場を組んでやり直したらまた○百万円かかるというのに、主人ときたら・・・本当に、どごまで大らかなんだべ(汗)(仙台弁)。どうするか1年考えて結論を出すことにしよう・・・。コッツウオルズの煉瓦はまあ予想通り。↓   














12月30日(金)
<ワンコの存在感>

極小ヨーキーの子が先日生後3か月ほどで譲渡されていった。お婿入り先は以前当方からヨーキーを2頭お譲りしているオーナー様。ご家族皆さんがワンコ好きで、とても大切に可愛がっていただいていることは十分承知の上だったので、お引渡しの際何らためらうことなくお手渡しすることができた。
 ちょうど大きさからいうと、大震災の折の叶夢(トム)君を思い出す。この子も叶夢君と同じに母犬から踏みつぶされないように別サークルで育てたのだが、哺乳時母犬につけてやると極小であってもちゃんとおっぱいを吸い、生後3週間頃からは離乳食も自分で食べた。小さい子は育てている途中で亡くなる子もいるがこの子は生命力が旺盛なのだろう、ちゃんと生き抜いたのだ。

 小サークルに入れておけば出してやるまでおとなしく寝ている。決して「いやだ」とわがままを言わない。リビングに出す前に新聞紙のあるところに連れて行くと必ずおしっこや時にはウンチもする。リビングに放してやると、相手をする暇がないときは新聞紙と格闘したり紐にじゃれたりして一人遊びをするが、途中トイレを催すと新聞の所に行って用を足しまた戻って遊びを続ける。仕事が一段落し声をかけると、喜んで飛んでくる。よくじゃれて「ウィーウィー」言っていた。「あなたはなーんてお利口さんなんでしょ!」と褒めてやるとわかるのか、ぺろぺろと顔を舐めてくれた。極小でもちゃんと魂は存在するし頭も通常と全く変わらない。             
 リビングにはお産後の母子が居る場合がある。その際、神経質になっているためペット飼いで他の子は飼えないのだが、大人しい極小の子は勘弁してもらっている。
 子犬と毎日接していると自分自身どれだけ明るく暖かい気持ちにさせてもらえるかがよくわかる。若い命のほとばしりはこちらの細胞まで生き返らせる。ワンコと接することで様々な縛りから解放され、自分本来の自然な姿に引き戻されるのだ。人間のように裏切ることは決してなく、いつまでもかけた愛の何倍かの愛を惜しみなく返してくれる。

 この度も、リタイアーのご両親へのプレゼントに、お子さんがおられないご夫婦に、お子さんのコンパニオンドッグとして、ご用命いただいたが、いずれのご家庭でもお譲りさせていただいたワンコが家族に加わることでより一層のハッピーを享受していただきたいと願うものであります。


12月31日(土
<今年一年有難うございました>

あれよ、あれよという間に今年も終わりになってしまった。今年一年当犬舎よりワンコをご用命いただいた方々には心より感謝申し上げます。初めてご縁を結ばせていただいたお客様はもちろんのこと、過去に子犬をご用命いただき再度、あるいは再再度当方からワンコをお迎えくださったリピーターの皆様には言葉に言い尽くせない程の有難さを感じております。

 
もんきち君
 
チョコ君


 






 また、3月11日の1000年に一度と言われる大震災の折にも国内外のたくさんの方々からお見舞いのメールやお電話を頂戴致しました。混乱の最中にあり交通手段のままならない中、暖かい義援のお心で子犬をご用命くださった方々もおられました。

 どれほど多くの皆様のお蔭様で当アマンダブルー犬舎を続けさせていただいているかを思います時に、これからもより良きワンコを作っていくことで御恩返しをしていかなければと篤く思わせていただきます。
 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


アベル君 










<写真は年末ご来舎いただいた篠崎もんきち・チョコ君と、岡本アベル君です。何れもファミリーに再度子犬をお迎え下さいました>



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