アマンダおばさんの
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5月12日(土)

<近況ご報告>

小ぶりなヨークシャテリアのマドレーヌが帝王切開で子犬を生んだ。陣痛は例によって微弱でほとんどない。ぎりぎりまで様子を見たが胎児の心拍数がかなり下がっていることで切ることにした。4頭のうちオスメス2頭は80gだった。この体重だと哺乳力が弱く、哺乳指導をする覚悟でいたが、マドは切開後どんなに痛くとも自分の事より生まれた子犬に愛情を注ぐワンコだ。この度も麻酔から覚めた瞬間からかいがいしく子犬の下の世話を始めた。80gちゃんのために母犬を裏返して極小の子犬に哺乳指導をしようとしても強く拒否をする。きっと話すことができるなら「いいの!自分で育てるから放っておいて」と言いたいところなのだろう。子犬に触ろうとしても鼻でブロックして容易に触れない。サークルの外から主人が80gちゃん達に哺乳指導をすることにした。さすが犬舎で顔なじみの主人、韓流スターのイ・ビョンホンやペ・ヨンジュン並み(ちと古いか?)の人気者、主人の手は拒否しない。そして、4,5日経つ頃には80gが90g、そして1週間経過した昨日100gに達した。弱い子だと一旦生まれた体重より下がることがあるが、そんなこともなく、増え続けてくれたことに主人ともどもほっと一安心。こうした些細なことが日常生活に希望と活気をもたらしてくれる・・。
 施設で静かに過ごしていた母が微熱で元気・食欲がないという。病院で診てもらうと肺炎に罹っているとのこと。速、近くの総合病院に入院になった。CT検査の結果は、「肺がもうボロボロです」「いつ何時急変してもおかしくない状況です。」と医師に告げられた。苦しそうにあえいでいる母が可哀相。長男夫婦がすぐに赤ん坊(孫)を連れて飛んで来てくれた。次男も三男も心配メールを送ってきた。長女には下の子がまだやんちゃなので後日来るよう指示したが、心配そう。常日頃から皆祖母の事を大事に思ってくれている。母の人徳だろう。どこに居ても決してわがままを言わない母。いつも「有難うね」と口癖のように言う。
幸い医師団の手厚い治療のお蔭で母は快方に向かっている。
 いつも食べることのだーい好きなAがフードをあげても知らんふり。食器を横目に臥せっている。「何かへんだなー」と熱を測ってみると39.5度あった。平熱は38.5度なのでやや高い。「どうしたの?」と抱っこするとやけにお腹が脹れている。確か3月初めに交配をしたはずだが、まだ2週間で脹れるわけはないし・・。とにかく病院で診てもらおうと取るものも取り合えずAをvet(動物病院)に連れて行った。血液検査の結果白血球が高く、超音波、レントゲン検査により子宮蓄膿症とわかった。すぐに子宮・卵巣を切除しないと命が危ないと言われ、その場で手術になった。子宮蓄膿症は5歳からの中高年のワンコに多く発症するが、早い子では2,3歳でも起こり得る。ワンコにヒートがくると精子を受け入れやすくするためにホルモンの作用でペーハーが変わり、そして免疫機能が低下する。また受精卵を守るため子宮の入り口が閉じられる。すると、大腸菌などの雑菌も入りやすくなり、閉じられた子宮内部で雑菌が増殖してしまうのだ。慣れていないと陰部からのおりものも見当たらないので、「ちょっと元気がないけれど、たいしたことはないだろう」と思ってしまいがちだ。だが、様子を見ようと思っているうちに子宮内の細菌は増殖を繰り返し、気が付いたころには膿がたまり、結果子宮が破裂したり腹腔内に飛び散って毒素が体内に回ってしまう。そしてついには敗血症や多臓器不全で命を落とすことになる。投薬で治る軽い症状の場合もあるが、予後はよくなく繰り返すことが多いという。子宮蓄膿症の最善の防止策は何と言っても避妊手術なのだ。今は昔と違って一般の家庭で繁殖をすることは動物愛護法でも控えるよう指導されている。実施時期はいつでも可能だが、最初のヒートが来る前の10か月から1才になる前に子宮や卵巣を切除すると子宮癌、乳癌を避けることができると言われる。遅くなればなるほどリスクが高まるようだ。よくお腹を切ったり去勢手術をするのは可哀相という言葉が聞かれるが、いろいろ経験すると手術をしない方がわんちゃんにとって可哀相だということが分かる。

幸いAは術後の回復もよく通常の生活に戻ったが、遅れたら危なかった・・。










5月17日(木)

<国際バラとガーデニングショー>

先日埼玉の西武ドームで開催中の第14回国際バラとガーデニングショーに行って来た。お産のワンコが予定日までまだ余裕があったので、ワンコ達の世話を主人に頼み気分転換を兼ねて一人で見に行った。チェルシーフラワーショー(イギリス)とも思ったが、他に予定している旅行があるので今回はスキップ。国内でまず下調べと相成った。
 家にあるバラもいくつか展示されていて親しみを感じたが、その中でバーガンディー・アイスバーグが印象に残った。ご存知の方も多いと思うが、かのアイスバーグ(白)の変異種だ。お色はダークレディーやスーブニールドゥドクタージャーメインともちょっと違うバーガンディーで素敵だった。帰宅後ゲットしようとネットで調べたら、もともとの白に戻ってしまうことがあると記載されていてがっかり・・・。が、私的には花はバラに限らずバーガンディーの色が好きなんだと再確認した。
 この所家の外壁の塗り直しが意識にあるためか、車で外を走っていてもよそ様の家の壁ばかりが目に飛び込んでくる。今回のショーでも、花もさることながら設置されたブースの壁の色に目が止まった。ダークオレンジがかった土壁がいいのか、ハニーストーン色の塗ったくりがいいのか迷うところである。
 帰りの電車は池袋までの直行便に乗れた。混んでいたが、「ここ空いていますよ!」と親切に声をかけてくださった同年代のご婦人の隣に座り、初対面なのに四方山話に花を咲かせ楽しく過ごすことができた。東京はこういう気さくな人がいるのでいいなーと思う。

 
 
 
 

5月22日(火)

<薔薇の咲くころ・・・>

遅い東北の庭にもぼちぼち薔薇が咲き始めた。何十種類購入しただろうか、薔薇と薔薇の隙間を通りぬけると腕などとげで傷だらけだ。一気にあれやこれや呼び寄せたのは良いけれど、1年でこんなに葉が茂るとは想像だにしなかった。お蔭で10日に1回の消毒も5L入りで2ラウンド半しないと間に合わない(^_^;)。そんな中最初に花を咲かせたのは「ニグレット」だった。ネットで検索しているうちに虜になりあちこち探して昨年の秋手に入れた。濃いワインレッドだが秋にはもっと黒い色になるという、今から楽しみだ。

 
ニグレット















ブリーダーをしていて一番嬉しいことは、ワンコをお譲りするご家庭がよりハッピーになることだ。先日も、ブラックのプードルをご予約いただいた家族が子犬をお引き取りに来られた。まだ小さいお子さん3人がいるご家庭。以前見学にお出でになった時もお嬢さん3人がおそろいの服を着て(着せられて)いたが、お迎え時にもおそろいだった。何て可愛いんでしょ! 「女のお子さん3人いると華やかでいいですね~」と言うと目じりが下がったお父さん、一層目じりを下げてニコニコ顔。ご縁があったプードルはブラックの男の子だ。「そうするとこの子は長男というわけですね」と言うと、「そうなんです。跡取り息子なんです」とお父さん。「では、墓守をしなければなりませんね」と私。和やかな笑いを誘った。







そんな会話をしている間もブラックの男の子はもう慣れた様子でぺろぺろ舐めたり尻尾を振っている。明るく人懐っこい子なのできっとすぐに慣れ親しむだろう。下のおチビさんはまだ1才ちょっとくらいだろうか、お子さんの世話だけでも大変なのにさらにワンコまで・・・頑張るお母さんに頭が下がる。でもこのブラックがお仲間入りすることで、きっといないときには得られない数多くのハッピーを手にすることができるだろう。







ご希望でワンコと共に皆で玄関の前で記念撮影をした。ちょっとだけハッピーな家族の仲間入りをさせていただいた気分だった。T様有難うございました。今後ともワンコの事どうぞよろしくお願い申し上げます(ペコリ)。





 
キャンディー



















5月26日(土)

<動物の格差?>

庭の一角にある物置の下で猫が子猫を生んだらしい。何度かミャーという声が聞こえたが、リビングにいる我が家の子犬の赤ちゃんの声か?と気にしていなかった。それにしては防犯画像がプチッと鳴って、よく見ると大人の猫が頻繁に玄関前を通るなーと不思議に思っていた。が、土砂降り雨の昨日とうとう子猫の姿を発見してしまった。
 猫というと私は少々苦手な感がある。昔、母の実家の田舎で飼っていた猫に爪で引っかかれた苦い経験があって、ずっと尾を引いているからだ。それに野良猫というと病気持ちでは? ワクチンなど打っているわけないし・・。間接的に我が家のワンコにうつることはないのだろうか? 等次々と心配の種が広がった。が、同じ生き物を飼っている身として手荒な真似はできないし・・・ほとほと困ってしまった。そこで主人、猫が通ると嫌な超音波が出るセンサーをネットで注文し、それで猫ちゃん達にお引き取り願おうかと企てている。加えて、猫を寄せ付けないため物置の床を通風柵付きのコンクリートか何かで塞いでもらおうと思う。いずれにしても、できれば早々に親子ともどもお引越し願えれば有難いのだが。


La Parisienne, Dioressence & Lily 


 動物と一緒にいると彼らの心がわかるため、ニュースなどでクマが人を襲い鉄砲で殺したなどと報道されるといたたまれない気持ちにさせられる。動かなくなったクマの死体には胸締め付けられる。きっと自然破壊で食べ物がなくなり、やむ負えず山からおりてきたためなのだろう、いったい誰がそうさせたというのだろう。また、一方でアザラシの玉ちゃんらが過熱気味に溺愛されている。最近も特別天然記念物のトキが卵を孵して雛を育てているなどとほほえましく報道された。一体トキとフライドチキンになる鶏とではどう違うのだろうか。アザラシは◎でクマが×な理由は? どう見ても人間のエゴとしか思われない・・・。


エマニュエル 
















5月31日(木)

<子犬の離乳と断舎利>

ゴルフに出かけた主人に代わって、美容学校にワンコ16頭を連れて行く。昨年軽のワゴン車を買って以来、花の苗を大量に仕入れて運んだり、ワンコ達を動物病院に連れて行く時とかく便利で重宝している。運転席が普通車より高いためか見える景色がちょっと違い何か解放感がある。スピードは遅いのだが、なんか仕事をしている!という気にさせられる。過去にBMW,ベンツ、アリスト・・・ と乗り継いできたが、今このワゴンが面白い!
 母犬達をトリミングに出すのをきっかけに本格的に子犬の親離れを始めた。1組はシルバーの兄妹、2組目はレッドアプリ・ティーカップの女の子、3組目はブラウンとブラックの姉妹。親離れは子犬にとっては晴天の霹靂で一大事だ。昨日まで傍にいて好きなだけおっぱいにぶら下がっていれたのが、できなくなるのだ。あれ?を飛び越えてしゅん↓となり、(^_^;)になる。シルバーの子達がそのようだ。母犬ポルカは優しいお母さん、子犬達もどちらかというと大人しくておっとりタイプ。弟;「何かへんだな~朝からママがいないぞ。」姉;「でも昼にはきっと戻ってくるよ」<だが昼になっても、夜になってもポルカママは戻ってこないのでありました(涙)> 私;「もうママとはお別れなんだよ。これからは自分で生きていかなければならないんだからね。お別れする時、育ててくれて有難う、ってママにお礼を言ったでしょう?」理解できたのかできないのか与えたミルクを一口、二口舐めては片寄せあう兄妹なのでありました。<良い便をしているので、そのうち慣れて元気になると思います。翌朝自食してくれました。>
 レッドアプリの女の子は一人っ子のためブラウン、ブラックの姉妹と以前から一緒に遊んでいた。3頭ともチビチビなので1つのサークルに一緒が今のところちょうどいい。この子達は親がいなくとも平気なタイプのようだ。親と離れてかえって生き生きしてくる仔犬もいる。さしずめ大学入学を機に親から離れ、親の束縛から解き放たれて自由を謳歌する思春期の子に似ている。アプリ、ブラック、ブラウンの子達はその類かもしれない。親がいなくともさほど気にする風でもなく、フードをあげれば3頭並んで食器に頭をつっこんでいる。離乳後もいつもと変わらず明るく屈託ない。このまま逞しく生きていってもらいたい。
 次のお産までしばらくあるのでこの機会に今年の目標であった「整理整頓、断舎利」を実行に移すことにした。この部屋をきれいに整頓するためにはまずあの部屋の要らなくなったものを捨てることから始めよう、というわけで2階のごちゃごちゃになっている部屋の、主に古くなって全く着ていない衣類を整理した。以前はこのサイズが入ったのに今は無理なよう・・。これからも見込みはなさそうだし、というわけでサイズの合わないものから思い切ってポリ袋にイン、また大分前に流行って着ていた服も思い切って捨てることにした。

洋服ダンスに下がっている服をポリ袋に入れるのには少々抵抗があったし、服を着ていた当時の事が思い出されちょっぴり切ない気持ちにもなったが、そんなことを言ってはいつまでたっても片付かない。たくさんの思い出とおさらばし、新たな門出を迎えるとしよう。今日は4袋ほど詰め込むことができた。

 断舎利は、仔犬が母親から離別し新たなステージを迎える事と何か似ている。大切なのは過去ではない。現在と未来なのだから。

*お知らせ 6/2(土)~7/22(日)までSummerキャンペーンを行います。この機会に当アマンダブルーのプードル、ヨークシャテリアをファミリーの一員にご検討ください。宜しくお願い申し上げます。

 
ヨークシャテリアの成犬




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