アマンダおばさんの
♪♪
Random Diary♪♪
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2007年11月
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11月17日(土)

<このごろの風景>

このところ急に寒くなってきた。いよいよ冬到来だろうか。スモークピンクで夏をクールダウンしてくれたサルビアの花々も長い間のお勤めご苦労さん、とあいさつして根こそぎ取り払いお別れした。1年草はまた春にお会い致しましょうと言えないのが辛いところだ。あとに何を植えようかと思案・・・チューリップの球根、と思い始めて打ち消した。チューリップの群生は綺麗だろうと想像するが花が終わった後しばらく放置しないと球根が育たない。立ち枯れの惨めな姿を見続けなければならないのはちと辛いものがある。チューリップは別のコンポートに植えることにしよう。なんだかんだで結局はいつものパターンに収まってしまった。小さい葉牡丹とパンジーのコラボレーションだ。他に芸はないのか!と自問自答する。が、ここ東北のこの庭ではパンジーが精一杯なのだ。変ったものを植えても寒さでやられて育たない。
 イタリアントマトとピーマンは健気に今でも実をつけてくれている。春から秋にかけ、夫婦2人分のサラダには毎日1、2個ずつ生る量がちょうど良い。イタリアントマトはフットボール型をしているが輪切りにすると大きすぎず小さすぎない可愛いフィギュアーで食をそそる。ピーマンもスーパーでは1袋99円也で、あるいはもっと安く売ってはいるが、朝食前に庭に出て1個だけ切って輪切りにすると新鮮で甘いグリーンがサラダに彩を添え、ぱりぱりとたべられるのが何かいい。
 ダイニングのカーテンがやっと出来上がってきた。柄はいろいろ迷ったが当初の予感どおりウィリアムモーリスの「フルーツ」に決めた。カーテンのデザインやタッセルなど小物選びで時間がかかったこともあるが、コーディネーターが同じロットの染めでないと出来上がりにむらができるので、と本場イギリスまでまとめて染めの注文を出したというのだから恐れ入った。随分と大ごとになったものだ、と半ば呆れつつもヨーロッパのインテリア雑誌を参考にあれもこれもと付け足していくうちに完成が予定より大幅に遅れてしまった。  只今は南側カーテンのスワックの一部が未完成なので出来てくるのを待っている状態だ。いずれにせよインテリアでもガーデニングでもカラーコーディネートしてあれこれ考えている時が一番楽しい。
 2、3日前、昨年12月に生まれ確か3月初め頃に譲渡したティーカッププードルのメープルちゃん(父犬;シーザー ティーカップP 1.4kg)ご一家が我が家を訪ねてくださった。当日の急なご連絡だったので段取りがつかず結局午後3時過ぎのご訪問になった。只今生後11ヶ月・・・どんなになっただろうか、とドアーホーンにわくわくしながら玄関の扉を開けると・・・何とまあ〜、・・・(感動で言葉なし)・・・なーんて可愛いんでしょ!!(やっと言葉が出た) 小顔でお目目ぱっちりのお嬢様犬がM様の腕に抱かれて立っていたのでありました! 生後2か月余りまでは確かに我が家にいたはずなのに、こんなに可愛い子を産ませていたとは! きっとM様初めご家族の皆さんが大切に大切に育ててこられた賜物なのでしょう。生ませの親としてもちょっぴり誇らしい気分にさせてもらいました。遠路はるばる愛知県から来られたM様に今回のご訪問について「観光か何かの目的で来られたのですか?」と伺うと、「こちら(当犬舎)にメープルをお見せするために来て、ついでに観光したのです」とのお言葉、・・・何と有難いことかと恐れ入ってしまった。それなのに忙しさに紛れちゃんとした応対が出来なかった自分が情けない・・・。現在の体重は1.3kgとのこと、11ヶ月なのでもうそろそろ定着する頃だ。調べると生後1か月目の体重が450gだった。ちゃんと食事の管理をしてくださっていたのだなと元気で健康的なメープルちゃんを拝見しオーナーさんの努力を感じ取ることが出来た。涙のご対面を果たすべく抱っこしようとすると「ウウーツ」と唸られた。生後2ヶ月まで慈しみ育てた記憶はどこへやら・・・。でもでもいいんですよ、それだけオーナーさんのところに馴染んで家族の一員になっているということなんですから。生ませの親としてはそれで満足です、ハイ。
 この度アマンダブルーの姉妹店で、イージーオーダー・ワンコ服のネットショップ Passage Ambrosia <パサージュ アンブロージア)を立ち上げることになりました。スタッフはワンコを通して親友!になったHさん、オートクチュール出身のSさん、フォーマルスーツを手がけたTさん、同じくHRさん、Yさんだ。デザインは私が中心にスタッフと相談して決めております。只今着々と試作品が出来上がっているところです。コンセプトは「上品、可愛い!」。是非是非皆様のご愛犬にお役立てご活用いただければ、と願っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。<12月初めオープン予定>


11月30日(金)

<ダイニングルーム>


夏の終わりごろからあれこれデザインを考えていたダイニングルームのカーテンがやっと出来上がってきた。前はピンク系の花柄で確かアメリカ製の生地だった。今回は自分たちの年齢を鑑み、可愛い系は卒業して大人の雰囲気にしようとウイリアムモーリスの「フルーツ」に決めた。黄色はもともと苦手な色だったが一昨年スペインを訪れてから一気に好きな色になった。町のあちこちに点在する外壁や内装のマンダリンイエローが頭から離れなかった。壁をマンダリンイエローにしたものの合うカーテンがなかなか決まらない、やはり黄色の色合わせは難しい。いろいろ迷ったあげく裏地にシルクタフタのスモークグリーンをつけ、スワッグに同じ生地のスモークグリーンを取り入れることでバランスを取り、カーテンの縁取りに黄色ベージュのボンボンをつけること、スワッグの上部にポイントのお花を付けること、そしてこれはヨーロッパのインテリア雑誌からヒントを得たものだが本来カーテンを束ねる役目のタッセルを上から下げることでアクセントにした。タッセルは裏地のタフタと同系色のダークグリーンの混色にし、お花はカーテンの模様の中の1色を取って濃いピンクのシルクタフタで作った。
 一通り取り付けの終わったダイニングを見渡すと、20年程前それまで6畳の小部屋だったものを14畳のフローリング ダイニングに増築した当時のことがふつふつと蘇った。その頃すでにプードル、ヨークシャテリア他がいたが、主な仕事は自宅での学習塾だった。幼稚園生から中学3年まで日曜日を除く毎日が充てられ、たくさんの塾生のお世話をさせていただいていた。午前中家族6人分の夕食を作ると昼からは塾生の答案の採点や予習に時間を費やした。中学生は学年毎なので週2回ずつ3学年で計6日間毎夜9時半まで授業を行った。
 一方その頃「サーヴァス」という世界規模のボランティア団体に所属していた。日本を訪れる外国人の会員に無料で宿と食事を提供するシステムで、代わりに自分たちが海外を旅行するときには会員宅でそうしたサービスが受けられる。実際に我等夫婦でイギリスに行った内のある年にはサーヴァス会員の家に何件か泊めてもらったことがある。趣旨は国を超えた交流を目的とするもので、単に寝泊りの場所を提供するものではない。自分の英語力のブラッシュアップと子供たちへの教育効果を期待してハードスケジュールの合間を縫い多くの外国人に居と食の場を提供した。単独で訪問して下さる方もいれば、カップルや友人同士、また家族全員で来訪することもあった。国でいえばアメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、スイス、ドイツ、スエーデン、イタリア、オーストラリア、そしてイスラエルなどから我が家を訪れてくれた。イスラエルから来たカップルは兵役を済ませて結婚したばかりの夫婦だったが、親戚の一人がガス室の露と消えた悲しい出来事も聞かされた。数年後彼らから子供の写真と共にご主人がオーストラリアの大学で教えているとの近況報告をいただいた。ベルギーから訪れた中年の女性はとても穏やかで感じの良い人だったが、それまでベルギーについてほとんど知識のなかった私(達)だが、是非訪ねて下さい、とパンフレットをいただいてからベルギーへの興味が増し実際に訪問することができたのだ。ドイツからは比較的多くの人が訪ねてくれたが家族ぐるみで旅行するケースが多くご主人がまめで家族の結束が強い印象を受けた。ドイツ料理を作ってくださった家族もいた。イギリス人のある中年カップルはご主人がオックスフォード大学で教鞭を取っているジェントルマン(紳士)だったが、とても誠実で気さくな人柄のままイギリスのことをたくさん教えてくれ帰国後も部厚いパンフレットを何冊か送ってくださった。インテリアについても詳しくここをこうしたら良いなどとアドバイスしてくれ、日本の男性で専門職以外インテリアについてわかる人がどれだけいるだろうと思うが、イギリスでは奥様(女性)だけではなく夫婦ともに自宅のインテリアを考えるケースが多いと聞いてちょっと驚いた。話し出せば切がないのでこの辺で止めるが、ほとんどの訪問者に塾の英(会)話の授業を手伝っていただき楽しい時間を共有することができた。
 話は戻るが、ダイニングを増築したのはこの外国からの訪問者たちと共に椅子とテーブルで食事をしながら話をする場が欲しかったからである。外国から来るのだから和室にすれば良いと考えるかもしれないが、和室は合わない家なのと外人は一様に膝を崩して座るのが苦手だ。椅子だと足を気にせず楽に話ができ、また訪問のたびにテーブルのコーディネイトをするのも楽しみのひとつになった。ダイニング増築を機に私のアンティーク趣味がブレイクしたことは言うまでもない。
円高で日本への訪問者が激減して以来サーヴァスは休会しているが、好奇心旺盛で人好きな主人の協力もあって、初対面の彼らと食事をしながらこのダイニングルームで共に楽しく会話をした何年間を今でも懐かしく思い出す。

<お知らせ> アマンダブルーのワンコ服&グッズのネットショップPASSAGE  AMBROSIA(パッサージュ アンブロージア)は12月8日(土)オープン予定です! 慣れないうちは何かとご不便をお掛けするかと存じますが、何卒ご鞭撻ご支援の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。



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